ルソーの絵を見に行きたくなった。原田マハ『楽園のカンヴァス』
原田マハ『楽園のカンヴァス』 芸術家と縁続になって、美術に全く疎かった自分もたまに美術館に足を運ぶようになった。 そのせいかたまたま裏表紙のあらすじに書かれていた内容に興味を惹かれて読んだ。 物語は日曜画家と揶揄された画 …
原田マハ『楽園のカンヴァス』 芸術家と縁続になって、美術に全く疎かった自分もたまに美術館に足を運ぶようになった。 そのせいかたまたま裏表紙のあらすじに書かれていた内容に興味を惹かれて読んだ。 物語は日曜画家と揶揄された画 …
1890年、島根県松江尋常中学校と師範学校に英語教師として赴任した1年半の出来事が綴られている。実際の原本は700ページにもわたるもので、この本はそこからの抜粋になるようだ。 それにしても当時の …
読み始めて、アレ?これ何年か前に読んだことがあるかもと思った。確か何人かの有名な若手作家があるテーマにそって書いていた短編集の中にあった話だ。 僕はその本で初めて道尾秀介さんを知った。興味をそそ …
行政とは公僕のはずなのに何故嫌がらせをするのかイマイチ理解に苦しむ。 行政に頼らないで大きくしていこうとすると絶えず行われる嫌がらせに対抗する術を持たないとダメだということがこの物語を読んで痛感 …
中邑藩は東北に位置する小藩。藩の存続のため勤王派にも佐幕派にも近ず離れずで接していかなければならない。そんな中、学問のため江戸に暮らすことになった主人公は、そんな対立で同じ藩同士の友人たちが死ぬことに嫌気がさし、武士を捨 …
それにしても石田衣良さんは、女性の心理を上手に書くものだ。とは言っても自分は女性ではないので本当にそうなのかはわからない。だが、妙に納得させられるのだ。 海外に赴任してしまったおじさんが持つ恵比寿の高級マンションを借りる …
2002年に発生した三菱自動車工業製大型トラックの脱輪による死傷事故、三菱自動車によるリコール隠しなどを物語の下敷きとしているそうだ。とても臨場感というか真実味に溢れた物語だ。 当時の関係者たちがどういう顛末を迎えたのか …
29歳の若き社会学者、古市憲寿さんの書いた本 多くの日本人が口には出さなかったがそうなんだろうなと思っていたことをタイトルにズバリはめ込んできた。なかなか面白そうだ。久しぶりに身体中に熱い血が流れた気がした。 本の中で今 …
名画座、とても懐かしい響きだ。大学生の頃授業をさぼって良く名画座に2本立てとか3本立ての作品を観に行ったものだ。当時は、「ぴあ」という雑誌があって日本全国の映画館で上映されている作品やスケジュールが掲載されていて、今度は …
お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の小説が「文學界」という雑誌に掲載されたと聞いていたので、遅ればせながらその雑誌を買おうと書店に足を運んだら、すでに本となって堂々と書店の一番いいところにどかんと平積みされていた。 彼の敬愛 …